正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
学童期には、日常会話で使う「生活言語」に加えて、授業で使う「学習言語」が発達します。
学習言語は、目の前にない事柄をことばだけで説明・理解するための言語です。
【選択肢別解説】
1:○ 非言語的文脈への依存が大きいというのは誤りです。
学習言語は、状況や身振りなどの非言語的文脈に頼らず、ことばの文脈だけで意味を伝えます。
非言語的文脈への依存が大きいのは、生活言語の特徴です。
2:× 学習の手段として発達するという記述は正しいです。
教科の内容を理解し、考えを表すための道具として使われます。
3:× 学校教育に依存して発達するという記述は正しいです。
教科書や授業など、学校での経験を通して身につく側面が大きい言語です。
4:× 読み書きの獲得によって高次化されるという記述は正しいです。
書きことばを使えるようになることで、抽象的で論理的な表現が可能になります。
5:× 思考・推論の道具として発達するという記述は正しいです。
抽象的な概念を操作し、筋道を立てて考えるための手段となります。
【ポイント】
生活言語は「場面に支えられた会話のことば」、学習言語は「ことばだけで伝える抽象的なことば」と対比して覚えましょう。
岡本夏木の「一次的ことば・二次的ことば」の区別とも対応します。
【用語】
学習言語:学校の学習で用いられる、場面に頼らず言葉だけで伝える抽象的な言葉である。
生活言語:日常生活で使われる、場面や身振りに支えられた会話の言葉である。
非言語的文脈:言葉そのものではなく、場面、表情、身振りなど、言葉以外の手がかりを指す。