正答5
解説
正解は5です。
この問題は問診項目でないものを選ぶので、○ が答え(1歳6か月児健康診査の問診項目でないもの)です。
1歳6か月児健診では、歩行、意味のある言葉、指さし、簡単な言語理解など、この時期に獲得される発達を確認します。
【選択肢別解説】
1:× 絵本を見て知っているものをさすかどうかは問診項目です。
指さしは言語理解と共同注意の発達を示す大切な指標です。
2:× 意味のある言葉をいくつか話すかどうかは問診項目です。
1歳6か月ごろには数語の有意味語がみられるのが一般的です。
3:× 大人のいう簡単な言葉がわかるかどうかは問診項目です。
日常的な指示の理解を確認します。
4:× 名前を呼ばれると振り向くかどうかは問診項目です。
聴覚や対人反応の発達を確認する項目です。
5:○ クレヨンなどで丸(円)を書くかどうかは1歳6か月児健診の問診項目ではありません。
円を書くのは3歳ごろに獲得される能力で、3歳児健診で確認する項目です。
【ポイント】
描画の発達は、1歳台のなぐり描き、3歳ごろの円の模写、4歳ごろの十字や四角の模写と進みます。
1歳6か月児健診は、言語発達の遅れや自閉スペクトラム症の早期発見の場として重要です。
【用語】
1歳6か月児健康診査:母子保健法にもとづいて、1歳6か月ごろの子どもの発達を確認する乳幼児健診である。
指さし:興味のあるものを、指でさして示す行動で、言語やコミュニケーションの発達の指標となる。
共同注意:他者と同じ対象に注意を向け、その関心を共有する働きである。
有意味語:特定の人や物、出来事を指し示す意味をもった言葉を指す。
なぐり描き:幼児が意味のある形を描こうとせず、紙の上に線を自由に描く初期の描画を指す。