正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
適応障害は、はっきりしたストレス因に反応して、情緒面や行動面の症状が現れる状態です。
症状はストレス因から3か月以内に始まり、ストレス因がなくなればおおむね6か月以内に治まるとされます。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
DSM-5では下位分類として、抑うつ気分を伴うもの、不安を伴うもの、その混合などがあります。
2:○ 記述が誤りです。
長時間の手洗いや確認行動は、適応障害ではなく強迫症(強迫性障害)の症状です。
3:× 記述は正しいです。
下位分類に素行の障害を伴うものがあり、規則違反などの行動面の問題がみられます。
4:× 記述は正しいです。
結婚や昇進、入学など本来なら喜ばしい出来事も生活の変化をもたらし、ストレス因になりえます。
5:× 記述は正しいです。
明確なストレス因によって引き起こされることが診断の前提です。
【ポイント】
適応障害は「明確なストレス因」と「それに反応した症状」が要点です。
ほかの精神疾患の基準を満たす場合は、そちらの診断が優先されます。
【用語】
適応障害:はっきりしたストレス因に反応して、情緒面や行動面の症状が現れる精神疾患である。
ストレス因:心身に負担を与えて症状の引き金となる、出来事や状況のことを指す。
強迫症:自分でも不合理と思う考えや行為を、繰り返さずにはいられなくなる精神疾患である。
DSM-5:アメリカ精神医学会が作成した、精神疾患の診断と統計のマニュアルの第5版である。
素行の障害:他人の権利を侵害したり、社会の規則を破ったりする行動が続くことを指す。