正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
口唇裂と口蓋裂では手術法が異なります。
口蓋裂の手術は、鼻咽腔閉鎖機能を獲得させるために、軟口蓋の筋を正しく再建し、口蓋を十分な長さにすることが目的です。
【選択肢別解説】
1:× 三角弁法は口蓋裂ではなく口唇裂の手術法です。
三角形の皮弁を用いて上唇の長さを整えます。
2:○ プッシュバック法は口蓋裂の手術法です。
口蓋の粘膜骨膜弁を後方へ移動させて軟口蓋を延長します。
3:○ ファーロー法は口蓋裂の手術法です。
軟口蓋に互い違いの2つのZ形成を行い、口蓋帆挙筋を再建しながら軟口蓋を延長します。
4:× マンチェスター法は口蓋裂ではなく口唇裂(両側口唇裂)の手術法です。
5:× マリケン法は口蓋裂ではなく両側口唇裂の手術法です。
【ポイント】
口唇裂は三角弁法、回転伸展法(ミラード法)、両側例のマリケン法などが代表的です。
口蓋裂はプッシュバック法とファーロー法が代表的で、1歳から1歳半ごろに行われることが多いです。
【用語】
プッシュバック法:口蓋の粘膜骨膜弁を後方へ移動させ、軟口蓋を延長する口蓋裂の手術法である。
ファーロー法:軟口蓋に2つのZ形成を行い、筋を再建しながら軟口蓋を延長する口蓋裂の手術法である。
三角弁法:三角形の皮弁を用いて上唇の長さを整える、口唇裂の手術法である。
マリケン法:両側口唇裂に用いられる手術法の一つで、上唇の組織を整えて形を作る方法である。
口蓋帆挙筋:軟口蓋を挙上して鼻咽腔を閉鎖する働きをもつ筋で、発話や嚥下に重要である。