正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
この問題は実施しないものを選ぶので、○ が答え(運動負荷を中止・見合わせる状態)です。
日本リハビリテーション医学会のガイドラインでは、運動負荷を伴う訓練を行わない基準が示されています。
主な基準は、38度以上の発熱、安静時脈拍40/分以下または120/分以上、安静時収縮期血圧70mmHg以下または200mmHg以上、拡張期血圧120mmHg以上、安静時酸素飽和度90%以下などです。
【選択肢別解説】
1:○ 体温39℃では運動負荷を行いません。
38度以上の発熱は中止基準に当たります。
2:× 安静時脈拍数60/分は正常範囲であり、実施できます。
基準は40/分以下または120/分以上です。
3:× 安静時酸素飽和度95%は正常範囲であり、実施できます。
基準は90%以下です。
4:× 安静時拡張期血圧90mmHgは実施できます。
基準は拡張期血圧120mmHg以上です。
5:○ 安静時収縮期血圧60mmHgでは運動負荷を行いません。
収縮期血圧70mmHg以下の低血圧は中止基準に当たります。
【ポイント】
発熱、頻脈・徐脈、著しい高血圧・低血圧、低酸素は、運動負荷を始める前の確認項目です。
言語聴覚療法でも、嚥下訓練などの前にバイタルサインを確認します。
【用語】
運動負荷:筋力や持久力などを高めるために、身体に与える運動の負担を指す。
バイタルサイン:体温・脈拍・血圧・呼吸数など、生命の状態を示す基本的な指標の総称である。
酸素飽和度:血液中のヘモグロビンのうち、酸素と結合している割合を示す値である。
収縮期血圧:心臓が収縮して血液を送り出したときに血管にかかる圧力で、血圧の上の値である。
拡張期血圧:心臓が拡張しているときに血管にかかる圧力で、血圧の下の値である。