正答4
解説
正解は4です。
この問題はみられないものを選ぶので、○ が答え(痛風でみられないもの)です。
痛風は高尿酸血症が続き、尿酸ナトリウムの結晶が関節などに沈着して炎症を起こす病気です。
【選択肢別解説】
1:× 痛風結節は痛風でみられます。
尿酸塩が耳介や関節周囲の皮下に沈着して結節をつくります。
2:× 腎髄質障害は痛風でみられます。
尿酸塩が腎臓の髄質に沈着し、痛風腎と呼ばれる腎障害を起こします。
3:× 結晶誘発性関節炎は痛風でみられます。
痛風発作は尿酸ナトリウム結晶が関節内で炎症を引き起こす結晶誘発性関節炎です。
4:○ ピロリン酸カルシウム沈着は痛風ではみられません。
これは偽痛風(ピロリン酸カルシウム結晶沈着症)の原因であり、膝関節に多く起こります。
5:× 高尿酸血症は痛風でみられます。
血清尿酸値が7.0mg/dLを超える状態が続くことが痛風の基盤です。
【ポイント】
痛風は尿酸ナトリウム、偽痛風はピロリン酸カルシウムの結晶と対比して覚えます。
痛風発作は足の親指の付け根(母趾の中足趾節関節)に好発します。
【用語】
痛風結節:尿酸塩の結晶が皮下や関節周囲に沈着してできる、硬いしこりである。
高尿酸血症:血液中の尿酸値が高い状態が続く病態で、痛風の基盤となる。
結晶誘発性関節炎:関節内に沈着した結晶が引き金となって炎症を起こす関節炎の総称である。
ピロリン酸カルシウム:関節内で結晶をつくることがある物質で、結晶が沈着すると偽痛風を起こす。
偽痛風:ピロリン酸カルシウムの結晶が関節に沈着して起こる急性の関節炎で、膝に多い。