正答4
解説
心臓の構造と働き
心臓は心筋という筋肉でできており、その表面は心膜という、弾力のある膜で覆われています。
心筋は、手足などの身体を動かす筋肉である骨格筋の構造をしていながら、胃腸などの内臓の筋肉である平滑筋と同じく、自分の意思では動かせないという特殊な筋肉です。
心臓の内部は、中隔という壁で左右の部屋に分かれ、動脈と静脈の血が混ざらないようになっています。
左右に分かれた部屋はさらに上下にも分かれており、上を「心房」、下を「心室」といいます。
つまり心臓は、大きく左心房、左心室、右心房、右心室の4つの部屋に分かれています。
心臓の拍動のしくみ
心臓は1分間に60~80回の拍動を行っています。
心房が収縮すると心室へと血液が押し出され、心室が収縮すると、肺や全身へ心臓から血液が送り出されます。
心臓を出た血液は、約1分で全身をひとめぐりして再び心臓に戻ってきます。
拍動は、心筋の「刺激伝導系」と呼ばれる電気信号による運動指令で起こります。
まず、右心房と上大静脈の境界にある洞房結節という部分から電気信号が発せられ、その刺激が右心房と右心室の境界にある房室結節に届き、心臓全体に信号が伝わります。
収縮はこのようにして起こりますが、一方、心臓は自らを拡張することはできません。
心臓に戻ってきた血液の圧力によって、自然にふくらむようになっています。
冠状動脈の血流は、右であろうと左であろうと、心臓の拡張期に最大になる。
心臓の収縮期には、心筋内を走行する冠状動脈が圧迫されて血液が流れないからです。