正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
大脳皮質は、系統発生的に新しい新皮質と、古い古皮質・旧皮質に分けられます。
新皮質は6層構造をもち、前頭葉・頭頂葉・側頭葉・後頭葉の大部分を占めます。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
新皮質は分子層から多形細胞層までの6層構造をもちます。
2:○ 記述が誤りです。
後頭葉は視覚野を含む新皮質であり、古皮質は含みません。
3:○ 記述が誤りです。
海馬は新皮質ではなく古皮質に属し、3層構造をもちます。
4:× 記述は正しいです。
前頭葉と頭頂葉は中心溝(ローランド溝)で区分されます。
5:× 記述は正しいです。
大脳皮質の神経細胞は表面に垂直な柱状の集団(カラム)をつくり、これが情報処理の機能単位になります。
【ポイント】
古皮質の代表は海馬、旧皮質の代表は嗅脳(梨状葉など)です。
古皮質と旧皮質は辺縁系の一部であり、記憶や嗅覚、情動に関わります。
【用語】
新皮質:大脳皮質のうち系統発生的に新しい部分で、6層構造をもち大脳皮質の大部分を占める。
古皮質:大脳皮質のうち系統発生的に古い部分で、新皮質より層の数が少なく辺縁系に含まれる。
海馬:側頭葉の内側にある構造で、記憶の形成に深く関わる。
カラム:同じ働きをもつ神経細胞が皮質表面に垂直な柱状に並んだ集まりで、情報処理の単位となる。
中心溝:大脳半球の外側面を斜めに走る深い溝で、前頭葉と頭頂葉の境界をなす。