正答5
解説
正解は5です。
補聴器を装用した人の訴えに応じた調整方法を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組合せ)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組合せです。
自分の声がこもるのは、耳栓で外耳道がふさがれる閉塞効果によるものです。
ベント(通気孔)をあけると改善します。
2:× 正しい組合せです。
エアコンのような持続的な雑音は、雑音抑制機能を作動させると目立たなくなります。
3:× 正しい組合せです。
紙をめくる音のような高い周波数の鋭い音は、ダンパーを挿入して特定の周波数のピークを抑えると和らぎます。
4:× 正しい組合せです。
ハウリングは、増幅した高い音がマイクに戻って起こりやすいので、高音の利得を下げると改善します。
5:○ 誤った組合せです。
言葉がはっきり聞こえないときは、低音ではなく高音の利得を上げます。
言葉の明瞭さを決める子音は高い周波数の成分が多いためです。
低音を上げると、かえって子音が聞こえにくくなります。
【ポイント】
「こもる・響く」は閉塞効果や低音の過多、「はっきりしない」は高音の不足が原因であることが多いです。
訴えの原因となる周波数を考えて調整します。
【用語】
ベント:補聴器の耳せんに設けた小さな穴で、空気の通り道となり、こもり感の軽減に役立つ。
ハウリング:補聴器から出た音がマイクに再び入って、ピーピーという音を生じる現象である。
ダンパー:補聴器の音響管に挿入し、音響特性の山を滑らかにする部品である。
雑音抑制機能:補聴器で、周囲の雑音を検出して、その音量を減らす機能を指す。