正答4
解説
正解は4です。
幼児前期(おおむね1〜3歳)の難聴児指導では、聞こえの保障と、親子のやりとりを通じた言語の基礎作りが中心です。
この問題は優先度が最も低いものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 聴覚補償は優先度が高い対応です。
補聴器や人工内耳で音を届けることが、言語発達のすべての土台になります。
2:× 文字の導入は、この時期に行われることがあります。
文字を視覚的なことばの手がかりとして早期から用いる指導法があります。
3:× 情動的関係性は優先度が高い対応です。
親子が気持ちを通わせるやりとりが、コミュニケーションとことばの発達の基盤になります。
4:○ 構音の訓練は優先度が最も低い対応です。
構音の訓練は、ある程度の語彙や発話が育ち、指示に従って練習できる年齢になってから行います。
5:× 絵本の読み聞かせは、この時期に有用な対応です。
親子で絵本を楽しむことで、語彙や言語理解を育てます。
【ポイント】
乳幼児期の難聴児指導は「聞こえの保障・親子関係・豊かな言語入力」を優先します。
構音の指導は、言語の基礎が育った後の課題です。
【用語】
聴覚補償:補聴器や人工内耳などを使って、聞こえの不足を補うことを指す。
情動的関係性:養育者と子どもとの間で、気持ちが通じ合う関係を指す。
構音:ことばを話すとき、唇や舌などの動きによって音を作る働きを指す。