正答3
解説
正解は3です。
幼児の吃音では、本人が話すことに否定的な気持ちをもたないよう、周囲の環境を整えることが基本です。
両親には、話し方ではなく話の内容に関心を向けて聞くよう助言します。
【選択肢別解説】
1:× 吃音をその都度注意するのは誤りです。
注意されると子どもは話すことに緊張や不安を感じ、吃音が悪化するおそれがあります。
2:× ささやき声で話させるのは誤りです。
不自然な話し方を求めることは子どもの負担になり、話すことへの意識を高めてしまいます。
3:○ 子どもの話を最後まで聞くのは正しい対応です。
急がせず、話し終えるまでゆっくり待つことで、安心して話せる環境が整います。
4:× 「言えない」と訴えたときに練習させるのは誤りです。
まずは言えなかった気持ちを受け止め、話す負担を増やさないようにします。
5:× 苦手な言葉を言い換えさせるのは誤りです。
言い換えの習慣は回避行動につながり、吃音への不安を強めることがあります。
【ポイント】
幼児の吃音への環境調整では「ゆっくり聞く・最後まで待つ・内容に応える・話し方を指摘しない」が基本です。
大人自身がゆっくり話すことも、子どもが話しやすい雰囲気を作ります。
【用語】
吃音:話しことばの流れが、音の繰り返しや引き伸ばし、つまりによって途切れる言語障害である。
環境調整:本人の周囲の関わり方や生活環境を整え、話しやすい状況を作る間接的なアプローチである。
言い換え:言いにくい語を、別の語に置き換えて避ける行動で、吃音への対処としてみられる。