正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
声の評価には、声質(声の音色)、高さや大きさ、発声持続、自覚的な障害度など、さまざまな側面があります。
このうち声質を評価する指標を選びます。
【選択肢別解説】
1:× VHI(Voice Handicap Index)は、声の障害による生活上の困難を本人が答える質問紙です。
声質そのものではなく、自覚的な障害度を評価します。
2:× MPT(最長発声持続時間)は、1回の呼気でどれだけ長く発声できるかを測る指標です。
発声の効率や声門閉鎖の状態を反映し、声質の指標ではありません。
3:○ APQ(振幅変動指数)は、声の波形の振幅が周期ごとにどれだけ揺らぐかを示す音響分析の指標です。
声のがさつきなど声質の評価に用います。
4:○ GRBAS評価は、声質を聴覚的に評価する尺度です。
総合的な嗄声度、粗糙性、気息性、無力性、努力性を0〜3の4段階で評価します。
5:× V-RQOL(音声関連QOL)は、声の問題が生活の質に与える影響を本人が答える質問紙です。
声質の指標ではありません。
【ポイント】
声質の評価には、聴覚印象によるGRBASと、音響分析によるジッター(周期の揺らぎ)やシマー(振幅の揺らぎ)、APQなどがあります。
VHIやV-RQOLは患者の主観的評価として区別します。
【用語】
GRBAS評価:声の嗄れを、総合的な程度や粗糙性など5つの側面から聴覚的に評価する尺度である。
APQ:Amplitude Perturbation Quotientの略で振幅変動指数といい、声の振幅の周期ごとの揺らぎを示す。
VHI:Voice Handicap Indexの略で、声の問題による生活上の困難を本人が答える質問紙である。
MPT:最長発声持続時間の略で、できるだけ長く声を出し続けられる時間を調べる検査である。
V-RQOL:音声関連QOLと訳され、声の問題が生活の質に与える影響を本人が答える質問紙である。