正答1
解説
正解は1です。
失語症は、大脳の言語領域の損傷により、聞く・話す・読む・書くの言語機能が障害される状態です。
この問題は失語症の症状でないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:○ 語間代は失語症の症状ではありません。
語の末尾の音節を何度も繰り返す症状(「たまごごごご」など)で、アルツハイマー型認知症や前頭側頭型認知症などでみられます。
2:× 失書は失語症の症状です。
文字を書く能力が障害され、多くの失語症で読み書きの障害を伴います。
3:× 失読は失語症の症状です。
文字を読んで理解したり音読したりする能力が障害されます。
4:× 失文法は失語症の症状です。
ブローカ失語などで、助詞などの機能語が抜けて電文体の発話になります。
5:× 新造語は失語症の症状です。
ウェルニッケ失語などで、目標語が推測できない意味不明の語が出現します。
【ポイント】
語間代は、同語反復や反響言語とともに、認知症などでみられる発話症状として整理します。
語頭の音を繰り返す吃音や、語や句全体を繰り返す同語反復と区別します。
前に出した語が次の課題でも出てしまう保続とも異なります。
【用語】
語間代:語の末尾の音節を何度も繰り返してしまう症状で、アルツハイマー型認知症などでみられる。
失書:文字を書く能力が、脳の損傷により障害される症状である。
失読:文字を読む能力が、脳の損傷により障害される症状である。
失文法:文法的な要素が抜け落ち、助詞や助動詞を欠いた電報文のような話し方になる症状である。
新造語:実際には存在しない、意味のわからないことばを作り出して話す症状である。