正答1
解説
正解は1です。
図は横軸に対して、左端がやや高く、中央が低く平らで、右端が大きく上がるU字型の曲線です。
両端が高く中央が低いこの形は、記憶の系列位置効果に特徴的な形です。
【選択肢別解説】
1:○ 系列位置効果が正解です。
単語のリストを覚えて再生すると、最初の項目(初頭効果)と最後の項目(新近効果)の再生率が高く、中間が低くなります。
直後に再生すると新近効果が特に強く出るため、図のように右端がより高くなります。
2:× 忘却曲線(エビングハウス)は、学習直後に急に下がり、その後ゆるやかに平らになる右下がりの曲線です。
最後に上がることはありません。
3:× 暗順応曲線は、暗い所に入ってからの時間とともに光の閾値が下がっていく曲線です。
途中で錐体から杆体への折れ曲がりがありますが、U字型にはなりません。
4:× 網膜の錐体細胞の密度は、中心窩で鋭く高くなり、周辺では低くなります。
中央が高い山型であり、図とは逆の形です。
5:× フェヒナーの法則は、感覚の強さが刺激の強さの対数に比例するという法則です。
グラフは上に凸で、しだいに傾きが小さくなる右上がりの曲線です。
【ポイント】
初頭効果は長期記憶への転送、新近効果は短期記憶に残っていることで説明されます。
再生まで時間をあけて妨害課題を入れると、新近効果だけが消えます。
【用語】
系列位置効果:並べて覚えた項目のうち、最初と最後のものが中間のものより思い出しやすい現象である。
忘却曲線:覚えた内容が時間の経過とともにどのくらい忘れられるかを表した曲線である。
暗順応:明るい所から暗い所に入ったあと、しだいに暗さに目が慣れて見えるようになる現象である。
フェヒナーの法則:感覚の大きさは刺激の強さの対数に比例するという法則である。