正答1
解説
正解は1です。
図は肺容量を示すスパイログラムです。
Aは、最大吸気位から最大呼気位までの縦の幅を示しています。
これは、最大限に吸い込んだ状態から最大限に吐き出せる空気の量です。
【選択肢別解説】
1:○ 肺活量が正解です。
肺活量は最大吸気位から最大呼気位までの量で、吸気予備量・1回換気量・呼気予備量の和です。
図のAはこの3つを合わせた範囲に一致します。
2:× 1秒量は、最大吸気位から一気に吐き出したときの最初の1秒間の呼出量です。
努力呼出の時間経過を表す指標で、図のAではありません。
3:× 「深呼気量」は標準的な肺気量分画の名称ではありません。
似た名称の深吸気量(最大吸気量)は、安静呼気位から最大吸気位までの量で、Aより小さくなります。
4:× 全肺気量は肺活量に残気量を加えた量です。
図では最大吸気位から一番下の線までにあたり、Aより大きくなります。
5:× 機能的残気量は、安静呼気位で肺に残っている量です。
呼気予備量と残気量の和で、図のAとは範囲が異なります。
【ポイント】
肺気量分画は、吸気予備量・1回換気量・呼気予備量・残気量の4つの基本区分と、それらを足し合わせた肺活量・最大吸気量・機能的残気量・全肺気量に分けて整理します。
残気量はスパイロメーターでは測れないため、全肺気量と機能的残気量も直接は測れません。
【用語】
肺活量:最大限に息を吸ってから、ゆっくり最大限に吐き出せる空気の量を指す。
機能的残気量:安静に息を吐いたあとに、肺の中に残っている空気の量を指す。
全肺気量:最大限に息を吸い込んだときに、肺に入っている空気の全量を指す。
1秒量:努力して息を一気に吐き出したとき、最初の1秒間に吐ける空気の量を指す。