正答3
解説
正解は3です。
脳神経のうち、感覚線維を含むものと運動線維だけのものを区別する問題です。
【選択肢別解説】
1:× 滑車神経(第Ⅳ脳神経)は運動神経です。
上斜筋を支配して眼球を動かし、感覚機能はもちません。
2:× 外転神経(第Ⅵ脳神経)は運動神経です。
外側直筋を支配して眼球を外転させます。
3:○ 舌咽神経(第Ⅸ脳神経)は感覚機能をもちます。
舌の後ろ3分の1の味覚と一般感覚、咽頭の感覚を伝え、嚥下反射の求心路になります。
4:× 副神経(第Ⅺ脳神経)は運動神経です。
胸鎖乳突筋と僧帽筋を支配します。
5:× 舌下神経(第Ⅻ脳神経)は運動神経です。
内舌筋と大部分の外舌筋を支配します。
【ポイント】
純粋な運動神経は、動眼神経・滑車神経・外転神経・副神経・舌下神経の5つです。
舌咽神経は嚥下と味覚に関わるため、言語聴覚士にとって特に重要な脳神経です。
【用語】
脳神経:脳から直接出ている末梢神経で、12対あり運動・感覚・自律の機能をもつ。
舌咽神経:舌の後ろ部分の味覚や咽頭の感覚、嚥下に関わる第9脳神経である。
副神経:胸鎖乳突筋や僧帽筋を支配する第11脳神経で、運動を担う。
滑車神経:上斜筋を支配して眼球を動かす、運動性の第4脳神経である。