正答1
解説
正解は1です。
前癌病変とは、そのまま放置すると癌が発生しやすい組織の変化を指します。
【選択肢別解説】
1:○ 白板症は口腔の代表的な前癌病変です。
こすっても取れない白い板状の病変で、一部が扁平上皮癌に移行します。
2:× 線維腫は線維性結合組織が増えた良性の腫瘤です。
刺激によって生じることが多く、前癌病変ではありません。
3:× 外骨腫は骨が表面に盛り上がった良性の骨隆起です。
口蓋隆起や下顎隆起が代表例で、癌化しません。
4:× 粘液嚢胞は、唾液の流出が妨げられてできる嚢胞です。
下唇に多い良性病変で、前癌病変ではありません。
5:× 帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化による感染症です。
前癌病変ではありません。
【ポイント】
口腔の前癌病変として、白板症と紅板症の2つを押さえます。
紅板症は白板症より癌化率が高いとされています。
【用語】
前癌病変:そのままにするとがん化する可能性が高い、癌になる前段階の病変を指す。
白板症:口の粘膜に生じる擦っても取れない白い斑で、前癌病変の代表である。
粘液嚢胞:唾液腺の出口が詰まるなどして、粘液がたまってできる口腔内の袋状の腫れである。
外骨腫:骨の表面が外側へ盛り上がった良性の骨隆起で、口蓋隆起や下顎隆起が代表である。