正答3
解説
正解は3です。
特異的言語発達障害は、知的障害、聴覚障害、自閉スペクトラム症などの明らかな原因がないのに、言語発達に遅れがみられる障害です。
ほかの障害が除外されたうえで診断されるため、除外条件と併存しやすい障害を区別します。
【選択肢別解説】
1:× 自閉症スペクトラム障害は、特異的言語発達障害の診断で除外される条件です。
2:× 知的能力障害は、言語の遅れを説明する原因となるため、特異的言語発達障害の診断で除外されます。
3:○ 注意欠如・多動性障害は特異的言語発達障害に併発しやすい障害です。
学習障害(特に読み書きの障害)も併発しやすいことが知られています。
4:× 聴覚障害は、言語の遅れの明らかな原因となるため、診断で除外されます。
5:× 脳性麻痺は、神経学的な障害として診断で除外されます。
【ポイント】
特異的言語発達障害は、近年は発達性言語障害(DLD)とも呼ばれます。
幼児期の言語の遅れが、学齢期の読み書きの困難につながることがあります。
【用語】
特異的言語発達障害:知的障害や聴覚障害などの明らかな原因がないのに、言語の発達に遅れがある状態である。
注意欠如・多動性障害:不注意、多動性、衝動性を特徴とする発達障害である。
自閉症スペクトラム障害:対人関係の難しさとこだわりの強さを特徴とする発達障害である。
知的能力障害:知的機能と日常生活の適応能力の両方に制限がある状態である。
脳性麻痺:生まれる前後に脳が損傷を受けて生じる、運動や姿勢の持続的な障害である。