正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
心の理論とは、他者にも自分とは別の考えや知識、意図があることを理解し、それを推測する能力です。
おおむね4歳ごろに誤信念課題に通過するようになります。
【選択肢別解説】
1:○ 友達とのごっこ遊びには心の理論が欠かせません。
「これはお店ということにしよう」という相手の意図を理解し、見立てを共有する必要があるからです。
2:× 親への反抗は、自分の意思を主張する自我の発達の表れです。
相手の心の状態を推測することは必ずしも必要ありません。
3:× 友達へのあいさつは、場面に応じて覚えた社会的な習慣として行えます。
相手の心の推測は不可欠ではありません。
4:× 大人に甘えるのは愛着に基づく行動で、乳児期からみられます。
心の理論がなくても成立します。
5:○ 相手に分かるように話すには心の理論が欠かせません。
相手が何を知っていて何を知らないかを推測し、話し方を調整する必要があるからです。
【ポイント】
心の理論を調べる課題には「サリーとアン課題」などの誤信念課題があります。
自閉スペクトラム症では、心の理論の獲得の遅れが指摘されています。
【用語】
心の理論:他者にも自分とは別の考えや知識があると理解し、その心の状態を推測する能力である。
ごっこ遊び:積木を車に見立てるなど、現実にない場面を想像して演じる遊びである。
誤信念課題:他者が事実と異なる思い込みをもつことを理解できるかを調べる、心の理論の課題である。