正答2
解説
正解は2です。
貧血の種類と、その原因や検査所見の対応を問う問題です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
鉄欠乏性貧血では貯蔵鉄が減るため、血清フェリチンが低下します。
2:○ 誤った組み合わせです。
悪性貧血の原因はビタミンB6ではなくビタミンB12の欠乏です。
自己免疫性胃炎で内因子が不足し、B12が吸収できなくなります。
3:× 正しい組み合わせです。
腎臓で作られるエリスロポエチンが腎機能低下で不足し、赤血球の産生が減ります。
4:× 正しい組み合わせです。
溶血性貧血は赤血球の破壊が亢進して起こる貧血です。
5:× 正しい組み合わせです。
再生不良性貧血は骨髄が低形成となり、汎血球減少をきたします。
【ポイント】
悪性貧血は大球性貧血で、ハンター舌炎や亜急性連合性脊髄変性症を伴うことがあります。
胃全摘後にもビタミンB12欠乏による貧血が起こります。
【用語】
悪性貧血:ビタミンB12の吸収が障害されて起こる大球性の貧血である。
血清フェリチン:体内に蓄えられた鉄の量を反映する血液中のたんぱく質である。
エリスロポエチン:腎臓でつくられ、骨髄での赤血球の産生を促すホルモンである。
溶血性貧血:赤血球が通常より早く壊されることで起こる貧血である。
再生不良性貧血:骨髄の造血機能が低下し、赤血球・白血球・血小板がともに減る貧血である。