正答1
解説
正解は1です。
浮腫は、血管外の組織間隙に水分が過剰にたまった状態です。
毛細血管内外の圧のバランスや血管壁、リンパの流れの異常で生じます。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤りです。
脱水は体内の水分が不足した状態であり、浮腫の原因にはなりません。
2:× 正しい原因です。
心不全などで静脈圧が上がると、毛細血管から水分が押し出されます。
3:× 正しい原因です。
リンパ管が閉塞すると組織液を回収できず、リンパ浮腫になります。
4:× 正しい原因です。
炎症やアレルギーで血管透過性が高まると、水分や蛋白が血管外に漏れます。
5:× 正しい原因です。
低アルブミン血症で血漿膠質浸透圧が下がると、水分を血管内に引き戻せなくなります。
【ポイント】
浮腫の4大機序は、静水圧上昇、膠質浸透圧低下、血管透過性亢進、リンパ流障害です。
ネフローゼ症候群や肝硬変は膠質浸透圧低下、心不全は静脈圧上昇の代表例です。
【用語】
浮腫:血管の外の組織間隙に水分が過剰にたまった状態を指す。
膠質浸透圧:血漿中のたんぱく質が水分を血管内に引きとどめようとする力である。
血管透過性亢進:炎症などで血管壁の水分やたんぱく質の通しやすさが高まることである。
リンパ管閉塞:組織液を回収するリンパ管が詰まり、リンパの流れが滞ることである。