正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
ピアジェの発達理論における脱中心化の意味を問う問題です。
脱中心化は、前操作期の自己中心性から抜け出し、具体的操作期へ移る過程で起こります。
【選択肢別解説】
1:× 対象の永続性は、見えなくなった物も存在し続けると理解することで、感覚運動期に獲得されます。
2:○ 脱中心化により、自分の視点だけでなく他者の立場から物事を考えられるようになります。
三つの山問題で他者の見え方を答えられるようになることが例です。
3:○ 脱中心化により、見た目の目立つ一面に引きずられず、複数の側面を考慮して判断できるようになります。
保存の概念の獲得はこの例です。
4:× 演繹的推論、特に仮説から結論を導く仮説演繹的思考は、形式的操作期の特徴です。
5:× 他者の情動が伝染することは乳児期からみられる情動伝染で、脱中心化とは関係がありません。
【ポイント】
ピアジェの段階は、感覚運動期・前操作期・具体的操作期・形式的操作期の4つです。
自己中心性は前操作期、脱中心化と保存の獲得は具体的操作期への移行と結びつけて覚えましょう。
【用語】
脱中心化:自分の視点だけにとらわれず、他者の視点や客観的な事実から考えられるようになることである。
対象の永続性:物が見えなくなっても存在し続けることを理解する認知の働きである。
演繹的推論:一般的な原則から、個々の場合についての結論を論理的に導く推論である。