正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
外耳道閉鎖を伴う小耳症の頻度・治療・難聴の種類を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 小耳症の頻度は数千から1万人に1人程度とされ、約500人に1人ほど多くはありません。
2:○ 小耳症の大部分は片側性で、両側性は全体の1割程度です。
3:○ 耳介形成術では、自分の肋軟骨を採取して耳介の骨組みを作り、皮下に移植する方法が一般的です。
4:× 手術は就学前ではなく、十分な量の肋軟骨が採れる10歳前後に行うのが一般的です。
5:× 外耳道閉鎖や中耳奇形による伝音難聴が主体で、内耳は正常なことが多いため、感音難聴は多くありません。
【ポイント】
片側性で反対耳が正常なら言語発達は保たれやすいですが、両側性では早期から骨導補聴器などの補聴が必要です。
手術時期の目安は「肋軟骨が育つ10歳前後」と覚えましょう。
【用語】
小耳症:耳介の形成が不十分で、通常より小さく変形した状態の先天異常である。
外耳道閉鎖:外耳道がふさがって生まれつきないか、細くなっている状態である。
肋軟骨移植:肋骨の軟骨を採取して耳の形に彫刻し、耳介の再建に用いる手術手技である。