正答1
解説
正解は1です。
創傷が治る過程(止血・炎症・増殖・再構築)で働く細胞を問う問題です。
この問題は創傷治癒への関与が少ないものを選ぶので、○ が答え(関与が少ない細胞)です。
【選択肢別解説】
1:○ 好酸球は主に寄生虫感染やアレルギー反応に関わる細胞で、創傷治癒への関与は小さいです。
2:× 好中球は炎症期の早期に集まり、細菌や壊死組織を貪食して創を清浄にします。
3:× 血小板は止血の段階で凝集して血栓を作り、増殖因子を放出して治癒を開始させます。
4:× マクロファージは炎症期に組織の残骸を処理し、サイトカインを出して増殖期への移行を促します。
5:× 線維芽細胞は増殖期にコラーゲンを産生し、肉芽組織や瘢痕を形成します。
【ポイント】
創傷治癒は「血小板で止血、好中球とマクロファージで掃除、線維芽細胞で修復」という流れで理解します。
好酸球はアレルギーと寄生虫の細胞と覚えましょう。
【用語】
創傷治癒:傷ついた組織が炎症・増殖・修復の過程を経て治っていく生体の反応である。
好酸球:白血球の一種で、アレルギー反応や寄生虫への防御にかかわる細胞である。
線維芽細胞:結合組織の主な細胞で、コラーゲンをつくり傷の修復にかかわる。
マクロファージ:組織で異物や死んだ細胞を貪食し、炎症や修復を調節する免疫細胞である。