正答2
解説
正解は2です。
骨格筋の構造・発生・収縮の仕組みを問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
骨格筋線維は多数の筋芽細胞が融合してできるため、1本の線維に多くの核をもつ多核細胞です。
2:○ 誤った記述です。
骨格筋は外胚葉ではなく中胚葉に由来します。
外胚葉からは表皮や神経系などが生じます。
3:× 正しい記述です。
運動終板(神経筋接合部)の筋側にはニコチン性アセチルコリン受容体があり、神経から放出されたアセチルコリンを受け取ります。
4:× 正しい記述です。
遅筋(赤筋)は有酸素代謝に依存するため、速筋(白筋)よりミトコンドリアとミオグロビンが多く含まれます。
5:× 正しい記述です。
筋収縮は、ミオシン頭部がアクチンフィラメントを引き寄せる滑走によって起こります。
【ポイント】
三胚葉の由来は頻出です。
筋・骨・血管・腎は中胚葉、神経・表皮は外胚葉、消化管上皮・肝・膵は内胚葉と整理しましょう。
【用語】
運動終板:運動神経の末端が骨格筋線維に接する部分で、神経筋接合部ともいう。
遅筋:持久的な収縮に向き、有酸素代謝に依存する赤みを帯びた筋線維である。
中胚葉:発生初期の三胚葉の一つで、筋・骨・血管・腎などのもとになる層である。
ミトコンドリア:細胞内にあり、酸素を使ってエネルギー(ATP)を産生する小器官である。