正答3
解説
正解は3です。
難聴幼児を育てる人(療育者)への、話しかけ方の指導内容を問う問題です。
難聴児が音声と視覚の手がかりを最大限に使えるような関わり方が求められます。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 適切な指導です。
正面から同じ目の高さで話すと、表情や口の動きが見えやすくなります。
2:× 適切な指導です。
身振りを交えると、視覚的な手がかりで意味を理解しやすくなります。
3:○ 誤った指導です。
抑揚は聞き取りやすい低い周波数の情報を多く含み、語のまとまりや話し手の気持ちを伝えます。
抑揚を抑えずに、豊かな抑揚で自然に話すことが大切です。
4:× 適切な指導です。
明瞭に話すことで、限られた聴覚情報でも語を聞き取りやすくなります。
5:× 適切な指導です。
子どもの注意をこちらに向けてから話し始めると、話の最初から受け取ることができます。
【ポイント】
難聴児への話しかけは「注意を引く・正面で・はっきり・自然な抑揚で・身振りも使う」が基本です。
大げさに区切ったり平坦に話したりすると、かえって理解しにくくなります。
【用語】
難聴幼児:聞こえに難があり、言葉の獲得期にある幼い子どもを指す。
抑揚:話し言葉における声の高さや強さの上がり下がりを指し、話の意味や感情を伝える。
療育:障害のある子どもの発達を促すための医療的・教育的な支援の総称である。