正答4
解説
正解は4です。
脳性麻痺児にみられる言語・コミュニケーションの特徴を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
発声発語器官の運動障害や知的障害の合併、経験の不足により、初語の出現が遅れることが多くなります。
2:× 正しい記述です。
呼吸の調節が難しいため、声の長さや強さ、抑揚などのプロソディに影響が出ます。
3:× 正しい記述です。
姿勢や筋緊張、緊張する場面かどうかで構音が変わり、発話明瞭度が変化します。
4:○ 誤った記述です。
運動障害の重さと言語理解の発達の程度は必ずしも一致しません。
運動障害が重くても、言語理解が年齢相応に発達している子どももいます。
5:× 正しい記述です。
移動や遊びの経験が限られるため、知っている語彙に偏りが生じやすくなります。
【ポイント】
脳性麻痺では運動障害が重いと表出が難しくなりますが、理解力は別に評価する必要があります。
理解力を見誤らないよう、拡大・代替コミュニケーション(AAC)の導入も検討します。
【用語】
脳性麻痺:生まれる前後に生じた脳の損傷により、運動や姿勢の障害が現れる状態である。
プロソディ:話し言葉の抑揚、強弱、リズムなどの音声の特徴である。
発話明瞭度:話した内容が聞き手にどの程度正確に伝わるかを示す指標である。
初語:子どもが初めて発する、意味をもつ言葉を指し、言語発達の目安の一つである。