正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
音韻意識(語を音の単位に分けて操作する力)の定型発達を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
4歳後半には、語の最初の音を取り出す語頭音抽出ができるようになります。
2:× 正しい記述です。
平仮名は1文字が1モーラに対応するため、語をモーラに分ける力が読みの習得の前提になります。
3:○ 誤った記述です。
逆唱は音韻操作の中でも難しい課題です。
3モーラ語の逆唱ができるようになるのは5歳後半以降とされ、5歳前半までではありません。
4:○ 誤った記述です。
語の同定は音のまとまりと意味を対応させることで、音韻意識が不十分でもなじみのある語なら可能です。
語の同定ができても、音韻意識が獲得されたとはいえません。
5:× 正しい記述です。
漢字語の読みでも、音読みや訓読みを音に分けて組み立てるため音韻操作能力が必要です。
【ポイント】
音韻意識は分解、抽出、削除、逆唱の順に難しくなります。
音韻意識の弱さは発達性読み書き障害(ディスレクシア)の中心的な特徴です。
【用語】
音韻意識:語を構成する音の単位に気づき、それを操作できる能力を指す。
語頭音抽出:単語の最初の音を取り出して答える音韻操作の課題である。
逆唱:単語を構成する音を、後ろから順に言う音韻操作の課題である。
音韻操作能力:語の音を分けたり、取り除いたり、並べ替えたりする能力を指す。