正答5
解説
正解は5です。
嗅覚障害の原因と嗅覚検査の方法を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
好酸球性副鼻腔炎は嗅裂に病変が及びやすく、早期から嗅覚障害を伴うことが特徴です。
2:× 正しい記述です。
頭部外傷では篩板を通る嗅糸の断裂や前頭葉の損傷により嗅覚障害が生じます。
3:× 正しい記述です。
嗅細胞は鼻腔上部の嗅裂にある嗅上皮に存在します。
4:× 正しい記述です。
静脈性嗅覚検査(アリナミンテスト)で反応がない場合は、嗅覚の回復が困難なことが多いとされます。
5:○ 誤った記述です。
基準嗅力検査(T&Tオルファクトメトリー)は、薄い濃度から濃い濃度へ順に提示する上昇法で行います。
下降法ではありません。
【ポイント】
基準嗅力検査は5種類の基準臭を薄い方から嗅がせ、検知閾値と認知閾値を求めます。
静脈性嗅覚検査は潜伏時間と持続時間で予後を推定します。
【用語】
嗅裂:鼻腔の天井近くにある狭いすき間で、嗅細胞が分布する嗅粘膜がある部位である。
好酸球性副鼻腔炎:好酸球が関わる難治性の副鼻腔炎で、鼻茸ができ嗅覚障害を伴いやすい。
静脈性嗅覚検査:静脈に薬剤を注射し、においを感じるまでの時間と持続時間を調べる嗅覚検査である。
基準嗅力検査:5種類の基準臭を濃度を変えて嗅がせ、においを感じる閾値を調べる嗅覚検査である。