正答2
解説
正解は2です。
統合失調症の時期別の治療を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
急性期は幻覚や妄想を抑えるため、抗精神病薬による薬物療法が中心になります。
2:○ 誤った記述です。
精神分析療法は統合失調症に対する有効性が示されておらず、病状を不安定にするおそれもあります。
安定期には心理教育や社会生活技能訓練などの心理社会的治療が行われます。
3:× 正しい記述です。
リハビリテーションでは社会生活技能訓練(SST)やストレスマネジメント、心理教育を行います。
4:× 正しい記述です。
症状が消えても服薬を中断すると再発率が高いため、維持療法を長期間続けます。
5:× 正しい記述です。
自立支援医療(精神通院医療)を利用すると通院医療費の自己負担が原則1割に軽減されます。
【ポイント】
統合失調症の治療は「薬物療法+心理社会的治療(SST・心理教育・家族支援)」が基本です。
精神分析療法は主に神経症圏で用いられる治療法として区別しましょう。
【用語】
精神分析療法:無意識の葛藤を言葉にして理解することを通じて心の問題の解決をめざす心理療法である。
社会生活技能訓練:対人関係や日常生活で必要な技能を、練習を重ねて身につけるリハビリテーションの技法である。
自立支援医療制度:精神疾患などの通院医療にかかる自己負担を軽くする公的な医療費助成の制度である。
ストレスマネジメント:ストレスの原因や反応を理解し、うまく対処できるようにする方法の総称である。