正解を3つ選んでください。
正答2・3・4
解説
正解は2と3と4です。
平衡機能検査のうち、眼振(眼球の不随意なリズミカルな往復運動)を観察する検査を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× 重心動揺検査は、立った状態での体の重心の揺れを記録する検査です。
眼振は観察しません。
2:○ カロリックテスト(温度刺激検査)は、外耳道に冷水や温水を注入して外側半規管を刺激する検査です。
誘発される眼振を観察し、左右の前庭機能を比較します。
3:○ 電気眼振検査(ENG)は、眼球の動きを電位の変化として記録する検査です。
眼振の方向や速さを客観的に記録できます。
4:○ フレンツェル赤外線眼鏡検査は、凸レンズや赤外線カメラで固視を除いた状態にする検査です。
固視で抑えられてしまう眼振を観察しやすくします。
5:× 前庭誘発筋電位検査(VEMP)は、音刺激に対する頸部の筋(胸鎖乳突筋)などの反応を記録する検査です。
耳石器(主に球形嚢)と前庭神経の機能を調べるもので、眼振は観察しません。
【ポイント】
眼振の観察には、固視を除くフレンツェル眼鏡や赤外線CCDカメラ、記録にはENGを用います。
平衡機能検査は、眼振検査・体平衡検査(重心動揺など)・前庭誘発検査に分けて整理しましょう。
【用語】
眼振:眼球が意思とは無関係に、規則的に往復して動く現象である。
電気眼振検査:電極で眼球の動きを記録して、眼振を調べる検査である。
フレンツェル赤外線眼鏡検査:凸レンズや赤外線カメラ付きの眼鏡で固視を除き、眼振を観察しやすくする検査である。
前庭誘発筋電位検査:大きな音などの刺激で、耳石器の反応を筋の電位として記録する検査である。
重心動揺検査:立位での重心の揺れを記録して、平衡機能を調べる検査である。
カロリックテスト:冷水か温水を外耳道に注入して内耳を刺激し、誘発される眼振から前庭機能を調べる検査である。