正答2
解説
正解は2です。
この問題は適切でない組み合わせを選ぶので、○ が答え(不適切な組み合わせ)です。
聴覚障害児の言語指導で、言語発達の各時期に重点を置く内容を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 適切な組み合わせです。
語から文への移行期には、語彙を50〜300語程度に増やす指導を行い、二語文への移行を支えます。
2:○ 不適切な組み合わせです。
単語期は、身近な物や人の名前など、名詞を中心とした語彙を獲得し、語と対象を結びつける時期です。
動詞の使用を強化するのは、語をつないで文にしていく次の段階の課題です。
3:× 適切な組み合わせです。
文の形成期には、主語・目的語・述語などの基本的な構文構造を習得させます。
4:× 適切な組み合わせです。
文章構成期には、読み書きを通じて書記言語の習得を促し、学習言語の基盤を作ります。
5:× 適切な組み合わせです。
前言語期には、養育者と同じものを見る共同注視などのやりとりを通じて、コミュニケーションの土台を育てます。
【ポイント】
言語指導は、前言語期・単語期・語から文への移行期・文の形成期・文章構成期と段階的に進めます。
各段階で中心となる課題を発達の順序に沿って理解しましょう。
【用語】
前言語期:はじめの有意味語が出る前の時期で、声遊びや喃語などがみられる時期である。
共同注視:養育者と同じ対象を一緒に見て、注意を共有する行動である。
単語期:一語ずつ単語を話す時期で、言語発達の段階の一つとされる時期である。
書記言語:読み書きなど、文字を用いて表される言語のことで、話しことばと区別される。