正答4
解説
正解は4です。
注意欠如・多動症(ADHD)の疫学と特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 学童期のADHDは、女児より男児に多くみられます。
2:× ADHDの症状は成人期まで持続することが少なくありません。
多動は目立たなくなっても、不注意が残ることが多いとされます。
3:× ADHDには学習障害(限局性学習症)が併存することが多く、併存が少ないという記述は誤りです。
4:○ ADHDでは、行動を計画し、衝動を抑え、作業記憶を使って目標に向かう実行機能の障害がよくみられます。
5:× 幼児期に目立つのは、主に多動性と衝動性です。
不注意は、学業などの課題が増える学童期以降に目立ってきます。
【ポイント】
ADHDの中核症状は、不注意・多動性・衝動性の3つです。
年齢とともに多動は軽くなり、不注意が中心に残るという経過を押さえておきましょう。
【用語】
注意欠陥/多動性障害:不注意、多動性、衝動性を特徴とする発達障害である。
実行機能:目標に向けて行動を計画し、調整する認知的な働きの総称である。
学習障害:知的な遅れがないのに、読み書きや計算など特定の学習が困難な状態である。