正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(不適切な支援)です。
自閉スペクトラム症の子どもへの支援の基本を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 適切な支援です。
成功体験を積み重ねて「自分にもできる」という自己効力感を高めることは、意欲や自立につながります。
2:○ 不適切な支援です。
自閉スペクトラム症の特性は一人ひとり大きく異なるため、個別の評価に基づいて支援を計画します。
集団に一律のプログラムを当てはめるのは適切ではありません。
3:× 適切な支援です。
自閉スペクトラム症の子どもは学んだことをほかの場面に応用しにくいため、日常場面への般化を意識した支援が重要です。
4:× 適切な支援です。
見通しが立たないと不安が強くなるため、写真や絵カードでスケジュールを視覚的に示します。
5:× 適切な支援です。
自発的に要求を伝える経験を増やすため、要求を出しやすい場面を意図的に設定します。
【ポイント】
自閉スペクトラム症の支援では、視覚的な手がかりで環境をわかりやすくする構造化(TEACCHの考え方)が基本です。
PECS(絵カード交換式コミュニケーションシステム)も、自発的な要求を育てる方法として用いられます。
【用語】
自閉症スペクトラム障害:対人関係の困難さと、こだわりの強さを特徴とする発達障害である。
般化:学んだ内容を、他の場面や人物にも応用して使えるようになることを指す。
自己効力感:自分はある行動をうまく行えるという、自信や確信の感覚である。
構造化:視覚的な手がかりなどで環境や活動をわかりやすく整理して示す、TEACCHの支援の考え方である。