正答4
解説
正解は4です。
この問題は用いられないものを選ぶので、○ が答え(口腔粘膜の消毒に用いない薬剤)です。
粘膜は皮膚より刺激を受けやすいため、粘膜に使える低刺激の消毒薬かどうかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 口腔粘膜に用いられます。
オキシドール(過酸化水素水)は発生する酸素の泡で汚れを浮かせて洗浄・消毒します。
2:× 口腔粘膜に用いられます。
逆性石ケン(ベンザルコニウム塩化物など)は、薄めた濃度で粘膜の消毒に使われます。
3:× 口腔粘膜に用いられます。
アクリノールは黄色の色素系消毒薬で、刺激が少なく創傷や粘膜に使われます。
4:○ 口腔粘膜には用いられません。
ホルマリン(ホルムアルデヒド水溶液)は刺激や毒性が強く、病理標本の固定などに使う薬剤です。
5:× 口腔粘膜に用いられます。
ポビドンヨードは殺菌力が広く、うがい薬や口腔内の手術前の消毒に使われます。
【ポイント】
ホルマリンなどのアルデヒド系は組織を固める作用があり、人体の消毒には使いません。
歯科ではホルマリンを含む薬剤を根管治療に限って用いることがありますが、粘膜の消毒には使いません。
【用語】
オキシドール:過酸化水素を含む消毒薬で、傷や口腔内の洗浄・消毒に用いられる。
逆性石ケン:陽イオン界面活性剤の消毒薬で、薄めて皮膚や粘膜の消毒に使われる。
アクリノール:黄色い色素系の消毒薬で、傷や粘膜の洗浄に用いられる。
ポビドンヨード:ヨウ素を含む消毒薬で、うがい薬や粘膜の消毒に広く使われる。
ホルマリン:ホルムアルデヒドの水溶液で、刺激や毒性が強く、病理標本の固定などに使われる薬剤である。