正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
せん妄は、身体疾患や薬剤などを背景に急に起こる軽い意識障害で、注意障害や精神症状を伴います。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
せん妄は数時間から数日のうちに急に発症します。
夕方から夜に悪化しやすい日内変動もみられます。
2:× 正しい記述です。
せん妄では錯覚や幻覚、特に幻視がよくみられます。
3:× 正しい記述です。
過活動型のせん妄では、興奮や不穏、点滴を抜くなどの行動がみられます。
4:× 正しい記述です。
意識障害を背景に、時間や場所がわからなくなる見当識障害がみられます。
5:○ 誤った記述です。
せん妄は原因を取り除けば改善することが多く、基本的に可逆的です。
不可逆的に進行するのは認知症の特徴です。
【ポイント】
せん妄と認知症の鑑別は頻出です。
せん妄は「急性発症・意識障害あり・変動が大きい・可逆的」、認知症は「緩徐発症・意識清明・進行性」と対比して覚えましょう。
【用語】
せん妄:身体疾患や薬剤などを背景に急に起こる、軽い意識障害と注意の障害を伴う状態である。
錯覚:実際にある物を別の物と取り違えて知覚する現象である。
見当識:現在の時間、場所、人物などを正しく把握する能力を指す。