正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
細菌の中で、予防接種(ワクチン)が実用化されているものを選ぶ問題です。
肺炎球菌とインフルエンザ菌b型(Hib)にはワクチンがあります。
【選択肢別解説】
1:× 大腸菌に対して一般に接種されるワクチンはありません。
大腸菌は腸管感染症や尿路感染症の原因になります。
2:○ 肺炎球菌にはワクチンがあります。
小児用の結合型ワクチンや、高齢者向けの23価多糖体ワクチンが使われています。
3:○ インフルエンザ菌b型(Hib)にはワクチンがあります。
乳幼児の細菌性髄膜炎の予防に用いられます。
4:× ブドウ球菌に対して一般に接種されるワクチンはありません。
皮膚感染症や食中毒、院内感染の原因菌です。
5:× A群溶血性連鎖球菌に対して実用化されたワクチンはありません。
咽頭炎や猩紅熱の原因菌です。
【ポイント】
インフルエンザ菌は細菌で、インフルエンザウイルスとは別物です。
小児の肺炎球菌ワクチンとHibワクチンは2013年から定期接種になっています。
定期接種の対象年齢や対象者から外れる人は、任意接種として受けることになります。
【用語】
任意接種:受けるかどうかを本人や保護者が判断する予防接種で、費用は原則自己負担である。
肺炎球菌:肺炎や中耳炎、髄膜炎などの原因となるグラム陽性球菌である。
インフルエンザ菌:乳幼児の髄膜炎や喉頭蓋炎などの原因となる細菌で、ウイルスのインフルエンザとは別物である。
A群溶血性連鎖球菌:咽頭炎や猩紅熱などを起こす細菌で、化膿レンサ球菌ともよばれる。