正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
日本耳鼻咽喉科学会の小児人工内耳適応基準(2014年)の内容を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 手術の適応について、本人と家族、医師、療育担当者の意見が一致していることが求められます。
記述は正しいです。
2:× 手術前から術後の療育まで、家族と医療施設内外の専門職が協力する体制が求められます。
人工内耳は術後のリハビリテーションが不可欠なためで、記述は正しいです。
3:○ 適応は裸耳の平均聴力レベルが100dB以上ではなく、90dB以上です。
さらに、6か月以上の補聴器装用で効果が不十分な場合が対象となります。
4:× 両耳装用が有用な場合には、これを否定しないとされています。
記述は正しいです。
5:× 適応年齢は原則1歳以上(体重8kg以上)です。
記述は正しいです。
【ポイント】
2014年の基準では、平均聴力が70dB以上90dB未満でも、補聴器装用下の最高語音明瞭度が50%未満なら適応となりうるとされました。
【用語】
人工内耳:内耳の蝸牛に電極を埋め込み、音を電気信号に変えて聴神経を直接刺激する医療機器である。
裸耳:補聴器や人工内耳などを装用していない状態の耳を指し、聴力の評価に用いる。
両耳装用:左右の両耳に補聴器や人工内耳を装用することである。
療育:障害のある子どもに対し、医療と教育を合わせて発達を支援する取り組みである。