正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
語音聴力検査に用いる語表と、難聴の種類による語音弁別能の特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 後迷路性難聴では、純音閾値に比べて語音弁別能が大きく低下します。
記述は正しいです。
2:× 正常耳では、閾値の上30〜50dBの音圧で語音弁別能がほぼ100%に達します。
記述は正しいです。
3:○ 67-S語表の一つの語表は、35音ではなく20音の単音節で構成されます。
50音で構成されるのは57-S語表です。
4:× 67-S語表の一つの語表は、同じ語音聴力レベルで聞かせます。
音圧を変えて複数の語表を実施し、語音明瞭度曲線を描きます。
5:× 音圧を上げると明瞭度がかえって低下するロールオーバー現象は、内耳性難聴でもみられます。
記述は誤りとされていませんが、後迷路性難聴ではより著明に現れます。
【ポイント】
57-S語表は50音、67-S語表は20音です。
最高語音明瞭度は補聴器の適合や身体障害者手帳の判定にも用いられます。
【用語】
語音弁別能:語音を正しく聞き分ける能力のことで、語音聴力検査で測定される。
後迷路性難聴:内耳より先の聴神経や脳幹などの障害による難聴で、語音弁別が悪くなる。
67-S語表:語音聴力検査で使う単音節の語表で、1つの語表は20音で構成される。
ロールオーバー現象:音を大きくしていくと、かえって語音弁別能が低下する現象である。
語音聴力レベル:語音聴力検査で語音を聞かせるときの音の大きさを表す値である。