正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
重度の失語症では、言葉だけに頼らない伝達手段の確保と、基本的な理解力の向上が優先されます。
【選択肢別解説】
1:○ コミュニケーション・ボードは、絵や文字を指さして意思を伝える道具です。
発話が困難な重度失語症でも、日常の要求を伝える手段として優先度が高いです。
2:× 仮名単語の音読は、失語症では漢字より難しいことが多い課題です。
重度の段階で優先する訓練ではありません。
3:× 重度失語症では、発話で「はい」「いいえ」を確実に言い分けることが難しいです。
うなずきや首振り、指さしなどで「はい」「いいえ」を示す方法を優先します。
4:× 仮名単語の写字は、文字を書き写す訓練です。
意思の伝達に直結しにくく、重度の段階で優先する訓練ではありません。
5:○ 単語の聴覚的理解訓練は、日常会話の理解の土台になります。
身近な物の名前を聞いて選ぶなど、重度でも取り組みやすい課題です。
【ポイント】
重度失語症の訓練では、残された能力を使った代替手段の確立と、家族への伝え方の指導が重要です。
【用語】
重度失語症:言語の理解と表出がともに強く障害された、重い失語症である。
コミュニケーション・ボード:絵や文字を指さして意思を伝える道具で、発話が難しい人の伝達を助ける。
写字:手本の文字を見ながら、そのまま書き写すことで、写し書きともいう。
聴覚的理解:耳で聞いた言葉の意味を理解することで、失語症の評価の重要な項目である。