正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
形態素とは意味をもつ最小の単位で、同じ形態素が環境によって異なる形で現れたものを異形態といいます。
「雨」を表す和語の形態素は、「あめ」「あま」「さめ」という異形態をもちます。
【選択肢別解説】
1:× 「豪雨」の「う」は漢字の音読み(漢語)の形態素です。
和語の「あめ」とは別の形態素であり、その異形態ではありません。
2:○ 「雨合羽」の「あま」は、「あめ」が複合語の前の要素になって形を変えたものです。
「雨戸」「雨雲」の「あま」も同じで、「あめ」の異形態です。
3:○ 「小雨」の「さめ」は、「あめ」が複合語の後ろの要素になって形を変えたものです。
「春雨」「霧雨」の「さめ」も同じで、「あめ」の異形態です。
4:× 「五月雨」は「さ」と「みだれ」に分けられる語です。
漢字に意味を当てた読み方で、「あめ」の異形態は含まれません。
5:× 「水飴」の「あめ」は、菓子の「飴」を表す別の形態素です。
音が同じでも意味が異なるため、「雨」の異形態ではありません。
【ポイント】
「さかな(酒+な)」の「さか」、「ふなびと」の「ふな」など、複合語で母音が交替する異形態は頻出です。
【用語】
形態素:意味をもつ最小の言語単位で、語や語の一部を構成する要素である。
異形態:同じ形態素が、環境によって異なる形で現れたものを指す。
和語:日本固有の語で、訓読みで読まれることが多い語を指す。