正答2
解説
正解は2です。
この問題は行動療法と関係しないものを選ぶので、○ が答えです。
行動療法は、学習理論(条件付けや観察学習)に基づいて不適応な行動を変える治療法です。
【選択肢別解説】
1:× モデリング理論はバンデューラ(Bandura)の社会的学習理論に基づきます。
他者の行動を観察して学ぶ仕組みで、行動療法の技法に用いられます。
2:○ 分析心理学はユング(Jung)が創始した深層心理学の立場です。
集合的無意識や元型を扱う理論で、学習原理ではありません。
3:× 逆制止原理はウォルピ(Wolpe)が提唱しました。
不安と両立しないリラックス反応を対にして不安を抑える原理で、系統的脱感作法の基礎です。
4:× 嫌悪条件付けは、望ましくない行動に不快な刺激を対にする方法です。
古典的条件付けに基づき、嫌悪療法として用いられます。
5:× オペラント条件付けは、行動の後の結果(強化や罰)で行動の頻度が変わる原理です。
スキナー(Skinner)が体系化し、行動療法の中心的な原理です。
【ポイント】
行動療法の基礎は、古典的条件付け、オペラント条件付け、社会的学習理論の3つです。
精神分析や分析心理学は無意識を扱う立場で、行動療法とは別の系譜です。
【用語】
逆制止原理:不安を生じる刺激と、不安と両立しない反応を同時に起こして不安を弱めるという原理である。
嫌悪条件付け:望ましくない行動に不快な刺激を結びつけて、その行動を減らす方法である。
オペラント条件付け:自発的な行動の後の結果によって、その行動が増減することを説明する学習の原理である。
モデリング理論:他者の行動を観察するだけで新しい行動を学ぶことを説明する理論である。
分析心理学:ユングが創始した深層心理学の立場で、集合的無意識などを扱う。