正答4
解説
正解は4です。
この問題は乳児の測定法として適切でないものを選ぶので、○ が答えです。
言葉で答えられない乳児の能力は、主に視線や注視時間を指標にして調べます。
【選択肢別解説】
1:× 予測注視法は、次に出てくる場所を乳児が先回りして見るかを測る方法です。
乳児の予測や理解を調べることができ、適切です。
2:× 選好注視法は、二つの刺激を並べてどちらを長く見るかを測る方法です。
ファンツ(Fantz)が用い、乳児が刺激を見分けているかを調べられます。
3:× 馴化・脱馴化法は、同じ刺激に慣れて注視が減った後の反応をみる方法です。
新しい刺激で注視が回復すれば、二つを区別していると判断できます。
4:○ 場面想定法は、ある場面を言葉で示して、どうするかを答えさせる方法です。
言葉の理解と回答が必要なため、乳児には適用できません。
5:× 期待背反法は、物理的にあり得ない出来事を見せて注視時間の延びを測る方法です。
乳児が物の性質について予測をもっているかを調べられます。
【ポイント】
乳児研究の方法は「どちらを長く見るか」「見慣れた後に新しいものを長く見るか」が基本の考え方です。
【用語】
予測注視法:次に刺激が現れる場所を乳児が先に見るかどうかで、予測の能力を調べる方法である。
選好注視法:二つの刺激を同時に見せ、乳児がどちらを長く見るかで弁別の能力を調べる方法である。
馴化・脱馴化法:同じ刺激を繰り返して注視が減った後、新しい刺激で注視が回復するかを調べる方法である。
期待背反法:起こるはずのない出来事を見せ、乳児の注視時間の長さから理解の有無を調べる方法である。