正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
脳血管障害のリハビリテーションの基本と、片麻痺患者の動作指導を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 早期離床は廃用症候群を防ぐための基本で、記述は正しいです。
全身状態が安定すれば、発症早期から座位や立位を進めます。
2:× 早期から装具を用いた歩行練習を行うことは正しいです。
下肢装具で膝や足関節を安定させ、歩行の練習量を確保します。
3:× 脳梗塞患者の離床では起立性低血圧に注意し、記述は正しいです。
血圧低下は脳血流を減らし、症状を悪化させるおそれがあります。
4:○ 階段を昇るときは麻痺側からではなく、非麻痺側から昇ります。
降りるときは麻痺側から降ります。
5:× 更衣で上着を着るときは麻痺側から袖を通し、記述は正しいです。
脱ぐときは非麻痺側から脱ぐと動作が楽になります。
【ポイント】
階段は「昇りは健側から、降りは患側から」と覚えます。
衣服は「着るときは患側から、脱ぐときは健側から」が原則です。
【用語】
早期離床:病気やけがの後、できるだけ早く床から離れて座位や立位をとり、廃用症候群を防ぐ取り組みである。
起立性低血圧:立ち上がったときに血圧が急に下がり、めまいや立ちくらみを起こす状態である。
片麻痺:体の左右どちらか半身に生じる運動麻痺で、脳血管障害でよくみられる。
装具:失われた機能を補ったり、関節を固定・保護したりするために体に装着する器具である。