正答4
解説
正解は4です。
3歳の高度難聴児への書記リテラシー(読み書き)の基盤づくりを問う問題です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない指導)です。
高度難聴児は補聴器を装用しても音の聞き分けが難しいため、視覚的な手段を活用して指導します。
【選択肢別解説】
1:× 絵日記に文字を添えると、自分の体験と文字を結びつけることができます。
文字への関心を育てる指導として適切です。
2:× 語彙が増えることは、読み書きの理解を支える土台になります。
適切な指導です。
3:× 絵本の読み聞かせは、文字や文の構造に触れ、物語を楽しむ経験になります。
書記リテラシーの基盤として適切です。
4:○ 高度難聴児は補聴器装用下でも語音の聞き分けが難しく、聞き取りだけで仮名と音を結びつけるのは困難です。
聞き取りに頼った仮名学習は適切ではありません。
5:× 指文字は仮名1文字ずつに対応しているため、語の音の構成を目で見て理解できます。
音韻表象の形成を助ける方法として適切です。
【ポイント】
高度難聴児の読み書き指導では、指文字、文字、絵など視覚的な手がかりを活用します。
指文字は、語の音韻構造を意識させる手段として有効です。
【用語】
書記リテラシー:文字を読んで理解し、文字で書き表す力の総称で、学習の土台となる。
指文字:手の形で五十音などの文字を表す、聴覚障害者のコミュニケーション手段である。
音韻表象:語を構成する音についての、頭の中の心的なイメージである。
高度難聴:聴力が大きく損なわれ、補聴器などを使わなければ、聞き取りが難しい難聴である。