正答4
解説
正解は4です。
音声障害や神経疾患と、その声の特徴の対応を問う問題です。
この問題は関連のない組み合わせを選ぶので、○ が答え(関連のない組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:× パーキンソン病では運動低下性構音障害が生じ、声が小さく単調になります。
声量低下との組み合わせは正しいです。
2:× 脊髄小脳変性症では失調性構音障害が生じ、声の大きさの調節がうまくいかず、急に大きくなる爆発性発声がみられます。
組み合わせは正しいです。
3:× 痙攣性発声障害(内転型)では、発声中に声帯が過剰に閉じ、声が詰まったり途切れたりします。
組み合わせは正しいです。
4:○ ポリープ様声帯では声帯全体が浮腫状に腫れて重くなるため、低く粗い声(粗糙性嗄声)になります。
弱々しい無力性嗄声とは関連がなく、組み合わせが誤りです。
5:× ホルモン音声障害では、男性ホルモン作用のある薬剤などで声帯が厚くなり、話声位が低くなります。
組み合わせは正しいです。
【ポイント】
ポリープ様声帯は喫煙と関連が深く、中年女性の声の低音化で気づかれることが多いです。
無力性嗄声は、全身の衰弱や声帯の緊張低下などでみられます。
【用語】
ポリープ様声帯:声帯全体がむくんで膨らむ病気で、喫煙などが関係し、声が低くなる。
爆発性発声:突然に声が大きくなる発声で、脊髄小脳変性症などの運動失調性構音障害でみられる。
痙攣性発声障害:発声の際に声帯が不随意に緊張し、声が詰まったり途切れたりする障害である。
ホルモン音声障害:男性ホルモン作用のある薬剤などにより声帯が変化し、声が低くなる音声障害である。
無力性嗄声:声に張りや力がなく、弱々しく頼りない印象に聞こえる嗄声のことである。
話声位:日常の会話でふだん使っている声の高さのことである。