正答3
解説
正解は3です。
注意欠陥/多動性障害(ADHD)の特徴を問う問題です。
この問題は特徴でないものを選ぶので、○ が答え(特徴でないもの)です。
ADHDは、不注意、多動性、衝動性を中核症状とする神経発達障害です。
【選択肢別解説】
1:× ADHDでは実行機能の弱さがあり、情報を一時的に覚えながら作業するワーキングメモリーの障害がみられます。
特徴として正しいです。
2:× ほかの刺激に注意がそれやすいこと(転導性)は、不注意の代表的な症状です。
特徴として正しいです。
3:○ 多動性は年齢とともに目立たなくなることがありますが、不注意や衝動性は成人期にも続くことが多いです。
成人期に症状が消失するとはいえないので、記述は誤りです。
4:× 順番が待てないことは、衝動性の代表的な症状です。
特徴として正しいです。
5:× ADHDは小児期では男児に多く診断されます。
特徴として正しいです。
【ポイント】
DSM-5では、ADHDの症状は12歳以前から存在することが診断の条件です。
成人でも診断が可能であり、成人期のADHDも治療や支援の対象になります。
【用語】
注意欠陥/多動性障害:不注意、多動、衝動性を特徴とし、幼少期から現れる発達障害である。
ワーキングメモリー:情報を一時的に保持しながら処理する記憶の仕組みである。
転導性:周囲の無関係な刺激に注意が引きつけられ、それやすい性質のことである。
実行機能:目標に向けて計画を立て、行動を順序立てて実行し調整する働きである。
衝動性:結果を考える前に行動してしまい、待つことが難しい特性のことである。