正答3
解説
正解は3です。
定型発達の乳幼児で、言語理解の発達の時期を問う問題です。
1歳6か月ごろには、身近な物の名前と簡単な動作の言葉がわかり、言葉だけの指示に従えるようになります。
【選択肢別解説】
1:× 「ダメッ」と言われて手を引っ込めるのは、禁止の言葉の理解で、1歳前の時期からみられます。
1歳6か月ごろに初めてできる行動ではありません。
2:× 「大きい・小さい」の比較の理解は、2歳以降に獲得されます。
1歳6か月ごろではまだ難しい課題です。
3:○ 「コップ持ってきて」のような簡単な指示に従うのは、1歳6か月ごろの発達の目安です。
物の名前と動作の言葉を理解し、身ぶりなしに行動できる段階です。
4:× 「バイバイね」に手を振るのは、1歳前後にみられる行動です。
1歳6か月ごろより早い時期にできるようになります。
5:× 「ちょうだい」と言われて物を渡すのは、1歳前後にみられる行動です。
1歳6か月ごろより早い時期にできるようになります。
【ポイント】
1歳6か月児健康診査では、指さしや簡単な指示に従えるかを言語理解の目安として確認します。
発達の時期は個人差が大きいため、おおよその順序で覚えることが大切です。
【用語】
言語理解:耳で聞いた言葉の意味が分かることで、乳幼児では言葉の表出よりも先に発達する。
定型発達:年齢に応じた標準的な過程で、知能や運動、言語が発達していくことをいう。
1歳6か月児健康診査:母子保健法に基づき市町村が行う乳幼児健診で、歩行や言葉の発達などを確認する。
指さし:指で対象を示して相手の注意を向けさせる行動で、言葉に先立つ伝達手段である。