正答5
解説
正解は5です。
ボウルビィ(J. Bowlby)の愛着理論に関連する概念を問う問題です。
この問題は関係ないものを選ぶので、○ が答え(愛着理論に関係ないもの)です。
愛着とは、子どもが特定の養育者との間に結ぶ情緒的な絆のことです。
【選択肢別解説】
1:× 安全基地は、子どもが不安なときに戻り、安心すると再び探索に出ていける養育者の役割を指します。
愛着理論の中心的な概念です。
2:× 内的作業モデルは、養育者との関係から作られる自分と他者についての心の枠組みです。
ボウルビィが提唱した概念です。
3:× ストレンジ・シチュエーション法は、エインズワースが考案した愛着の質を測る実験法です。
愛着理論を実証的に発展させた方法です。
4:× ボウルビィは、愛着を特定の人物との情緒的な絆として定義しました。
愛着理論の基本となる考え方です。
5:○ ダイナミック・システムズ・アプローチは、テーレンらが運動発達などの説明に用いた理論です。
多くの要素が相互に作用して発達が生じると考えるもので、愛着理論の概念ではありません。
【ポイント】
ストレンジ・シチュエーション法では、愛着をA型(回避型)、B型(安定型)、C型(アンビバレント型)に分類します。
後にD型(無秩序・無方向型)が加えられました。
【用語】
愛着理論:乳幼児が特定の養育者との間に結ぶ情緒的な絆が、後の発達に影響するという理論である。
安全基地:子どもが不安なときに戻って安心を得られる、養育者の存在を指す概念である。
内的作業モデル:愛着の経験から作られ、他者や自分についての期待となる心の中の枠組みである。
ストレンジ・シチュエーション法:母親との分離と再会の場面での子どもの行動から、愛着の型を調べる実験手法である。
ダイナミック・システムズ・アプローチ:発達を多くの要因が相互に作用し合う動的な過程として捉える立場である。