正答1
解説
正解は1です。
学習心理学の条件づけの用語を問う問題です。
心拍のような自律神経の反応は、意図して出す反応ではなく、刺激によって引き起こされる反応です。
こうした反応を新たな刺激と結びつけるのが古典的条件づけです。
【選択肢別解説】
1:○ エレベータ(条件刺激)が恐怖体験などと結びつき、心拍上昇(条件反応)を引き起こすようになったと考えられます。
これは古典的条件づけ(レスポンデント条件づけ)による反応です。
2:× 変間隔スケジュールは、オペラント条件づけで強化を与えるタイミングの決め方の一つです。
古典的条件づけで成立した反応の説明には当てはまりません。
3:× 似た刺激である自動車の中でも同じ反応が生じることは、般化といいます。
分化は、似た刺激を区別し、一方にだけ反応するようになることです。
4:× 般化した反応でも、無条件刺激を伴わずに条件刺激だけを繰り返し提示すれば消去できます。
消去できないという記述は誤りです。
5:× 自発的回復は、消去した反応が時間をおくと再び現れる現象です。
反応が生じなくなることを指す言葉ではありません。
【ポイント】
古典的条件づけは刺激と刺激の結びつき、オペラント条件づけは行動とその結果の結びつきです。
般化と分化、消去と自発的回復は対になる用語として整理しましょう。
【用語】
古典的条件づけ:無条件刺激と中立刺激を対提示し、中立刺激だけで反応が起こるようになる学習である。
変間隔スケジュール:強化が不規則な時間間隔で与えられる、オペラント条件づけの強化スケジュールである。
般化:条件づけられた刺激に似た別の刺激でも、同じ反応が生じるようになる現象である。
分化:似た刺激のうち特定の刺激にだけ反応し、他には反応しなくなる現象である。
自発的回復:いったん消去された条件反応が、時間をおくと再び現れる現象である。